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2026/07/24
民泊を始めたい方必見―住宅宿泊事業の届出から開業までの流れを徹底解説

今回は「民泊を始めてみたいけれど、何から手を付ければいいのかわからない」という方に向けて、住宅宿泊事業(民泊新法に基づく民泊)の届出から開業までの流れを、管理業者の視点でわかりやすく解説します。
民泊を営むための3つの制度
まず前提として、日本で合法的に民泊を営む方法は大きく3つあります。1つ目が住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づく届出民泊、2つ目が旅館業法に基づく簡易宿所営業、3つ目が国家戦略特区に限定された特区民泊です。このうち最も参入ハードルが低いのが届出民泊で、都道府県や保健所設置市への届出によって営業を開始できます。ただし、年間の営業日数が180日以内に制限されている点が最大の特徴であり、事業計画を立てる際はこの上限を前提に収支を組み立てる必要があります。

ステップ1:物件が民泊に使えるかを確認する
届出の前に、まず物件そのものが民泊に使えるかどうかの確認が必要です。確認すべきポイントは多岐にわたります。
用途地域の確認はその第一歩です。自治体によっては条例で住居専用地域での営業期間を制限しているケースがあり、物件所在地の上乗せ条例の有無は必ず確認しなければなりません。また、マンションなどの区分所有建物の場合、管理規約で民泊が禁止されていれば届出はできません。賃貸物件の場合は、賃貸借契約で転貸や民泊利用が認められているかの確認も必要です。
さらに、建物側の要件として、台所・浴室・便所・洗面設備の4つの設備が揃っていることが「住宅」の条件になります。長く空き家だった物件では、これらの設備が老朽化して機能しない状態になっていることも多く、その場合は開業前に補修や交換が必要です。当社ではこの段階で、リペア技術を活用した低コストでの設備再生をあわせてご提案しています。

ステップ2:消防・安全設備の整備
民泊開業でつまずきやすいのが消防設備です。住宅宿泊事業では、家主居住型か家主不在型か、宿泊室の面積などによって、必要となる消防用設備が変わります。多くのケースで自動火災報知設備や誘導灯の設置、消火器の配置が求められ、所轄の消防署への相談と消防法令適合通知書の取得が届出手続きの中で必要になります。
このほか、非常用照明の設置や避難経路の表示など、ゲストの安全を守るための設備要件が定められています。設備工事にはある程度の費用と工期がかかるため、開業スケジュールを立てる際は、消防関連の準備期間を十分に見込んでおくことが大切です。

ステップ3:届出書類の準備と提出
物件の適合性が確認できたら、いよいよ届出です。届出は原則として民泊制度運営システム(民泊ポータルサイト)を通じてオンラインで行います。届出には、住宅の図面、登記事項証明書、消防法令適合通知書、欠格事由に該当しないことを示す書類など、多くの添付書類が必要です。図面には各設備の位置や宿泊室の面積などを明記する必要があり、不備があると差し戻しになって開業が遅れる原因になります。
また、家主不在型で営業する場合は、国土交通大臣の登録を受けた住宅宿泊管理業者への管理委託が法律で義務付けられています。管理業者の選定は届出前に済ませておく必要があるため、早い段階で管理体制の相談を始めておくとスムーズです。

ステップ4:運営準備―開業前にやるべきこと
届出番号が交付されたら、営業開始に向けた運営準備に入ります。標識(届出番号を記載したプレート)の掲示、宿泊者名簿の備え付け、ハウスマニュアルの整備、清掃体制の構築、予約サイトへの掲載準備などが主な作業です。外国人ゲストを受け入れる場合は、外国語での設備案内や交通案内、ゴミ出しルールの視覚的な案内も開業前に整えておきたいところです。
さらに見落とされがちなのが、近隣住民への事前周知です。開業後のトラブルの多くは、騒音とゴミ出しに関する近隣からの苦情です。営業開始前に周辺のお宅へご挨拶し、緊急連絡先を伝えておくだけで、トラブルの発生率は大きく変わります。

開業後も続く「義務」を忘れずに
民泊は開業したら終わりではありません。2ヶ月ごとの宿泊実績の定期報告、宿泊者名簿の管理、本人確認の実施など、法律で定められた義務が継続的に発生します。これらを怠ると業務改善命令や業務停止命令の対象になる可能性もあり、全国的に規制の目が厳しくなっている今、日々の運営をきちんと回せる体制づくりが何より重要です。
まとめ
民泊開業までの道のりは、物件確認、消防設備、届出書類、運営準備と、確認事項が多岐にわたります。しかし、手順を正しく踏めば決して越えられないハードルではありません。私たちSATは、住宅宿泊管理業者として、物件の状態確認とリペアによる再生から、届出のサポート、開業後の運営管理まで一貫してお手伝いしています。「この物件で民泊はできる?」という段階のご相談も大歓迎です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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