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2026/09/08

台風で建具・網戸・畳が傷んだら張替えずに直すリペア技術で費用を大幅に抑える方法

台風で建具・網戸・畳が傷んだら張替えずに直すリペア技術で費用を大幅に抑える方法

台風が通過した後、「建具が歪んで開閉できなくなった」「網戸が破れた」「畳が濡れて変色した」というお問い合わせが集中します。台風被害を受けた直後は「全部交換しないといけないのか」と途方に暮れてしまいがちですが、症状の多くはリペア技術で張替えなし・低コストで解決できます。今回は台風後に多く寄せられる建具・網戸・畳の3つの症状について、㈱SATが実際に対応した事例を交えながら、リペアでどこまで直せるのか・どこからは交換が必要なのかを正直に解説します。

台風後に「駆け込み相談」が集中する3つの症状

新潟は8月後半から9月にかけて台風の接近が増え、強風と大雨が同時に住宅に打撃を与えます。台風通過後にSATに寄せられる相談の中で特に多いのが以下の3カテゴリです。

建具(引き戸・障子・ふすま・開き戸)の歪みと開閉不良。強風による建物のゆがみ・雨水の浸入による木部の膨張・飛来物の衝撃による破損が原因です。次に網戸の破れと枠の変形。台風の強風で網戸がめくれる・飛来物が突き刺さる・枠がアルミ枠ごと曲がるというケースがあります。そして畳の水濡れと変色。窓の隙間や雨漏りから浸入した雨水が畳に染み込み、変色・カビ・浮きが発生します。

これらはすべて「台風直後にパッと見て分かる症状」であり、被害を受けた直後の不安は非常に大きいです。しかし実際には、症状の程度によってリペアで十分に対応できるケースが多く、「全交換しか選択肢がない」という状況は思いのほか少ない。これが現場で仕事をしてきた実感です。

台風で建具・網戸・畳が傷んだら張替えずに直すリペア技術で費用を大幅に抑える方法

建具(引き戸・障子・ふすま)の台風被害とリペア対応

症状①:建具が歪んで開閉できなくなった(建て付け不良)

台風による強風は建物全体に荷重を与え、木造住宅では柱・鴨居・敷居のわずかな変形が建具の建て付けに直接影響します。「昨日まで普通に開いていた引き戸が台風後から動かなくなった」というケースがこれです。

リペアの対応として、まず建具の四隅がどこで引っかかっているかを確認します。上部(鴨居)との接触・下部(敷居)との干渉・戸車の高さのズレなど、原因箇所を特定することが先決です。戸車の高さ調整・敷居へのロウ塗り・建具上部のカンナがけによる調整で多くのケースは解決できます。建具自体を交換せず、調整のみで対応できるケースは台風による建て付け不良の中でも比較的多く、費用は交換の数分の一以下に収まります。

事例:新潟市内・木造2階建て戸建て(築38年)

台風通過後、1階の和室の引き戸が3枚中2枚がほぼ動かなくなったというご相談をいただきました。現地確認の結果、台風の強風で建物全体がわずかに変形し、敷居が若干浮き上がった状態になっていることが原因でした。戸車の調整と敷居へのロウ塗り、建具上部の鴨居との接触箇所のカンナがけで2枚とも正常な開閉状態に回復しました。建具そのものの交換は不要で、施工時間は約3時間、費用は交換見積もりの約15%に抑えられました。オーナーからは「全部交換かと覚悟していたのに、こんなに安く直るとは」という言葉をいただきました。

症状②:障子・ふすまが破れた・桟が折れた

台風時の強い雨風で障子紙が一気に破れる・飛来物が当たってふすまに穴が開くというケースがあります。障子・ふすまは「紙が破れたら張り替えるしかない」と思われがちですが、紙の張り替えそのものがリペアの範囲です。

障子については今号で別記事でも解説した「強化障子紙(ワーロン紙)」への張り替えという選択肢があります。台風で通常の和紙が破れた機会に強化障子紙に切り替えることで、次回の台風シーズンへの耐性を大幅に高められます。桟(障子の格子部分)が折れた場合も、1本だけ折れているなら桟の部分補修(新しい木材を接着・塗装で仕上げる)で障子全体の交換を避けられるケースがあります。ふすまの穴・破れも同様で、破損部分の補修と張り替えの部分対応で全面交換より大幅にコストを抑えられます。

症状③:開き戸の蝶番が歪んだ・ドアが閉まらない

台風の強風でドアが勢いよく開き、蝶番に過大な負荷がかかって歪む・ビス穴が拡大するというケースがあります。蝶番の交換または蝶番取り付け部のビス穴補修(ビス穴にエポキシ系充填材を充填して強度を回復させてからビスを締め直す方法)で、ドア本体を交換せずに解決できます。

台風で建具・網戸・畳が傷んだら張替えずに直すリペア技術で費用を大幅に抑える方法

網戸の台風被害とリペア対応

網戸は台風の強風に対して最も脆弱な部位のひとつです。症状のパターンとリペアの対応を整理します。

ネットの破れ・穴あき(枠が健全な場合)

台風の風圧で網戸のネット(メッシュ部分)が破れた・飛来物が貫通して穴が開いたというケースで、アルミ枠が変形していない場合は「ネットの張り替え」のみで対応できます。網戸のネット張り替えは比較的安価で、DIYでも可能な作業ですが、㈱SATでは施工後のネットのテンション(張りの強さ)と端部の仕上がりにこだわった施工を行っています。ネットの素材についても、通常のネットからステンレス製の防虫・防風ネットへのアップグレードを検討する方が増えており、台風への耐性が格段に向上します。

事例:新発田市・築20年・2階建て戸建て

台風で2階の南面と西面の網戸が計4枚、ネットがすべて破れてしまったというご相談でした。枠の変形はなく、ネットのみが全滅した状態です。4枚すべてのネット張り替えを対応しました。この機会に通常ネットからペット対応の強化ネット(ステンレス製)へのアップグレードをご提案し、費用差は1枚あたり数千円でしたが次回以降の台風への耐性が大幅に向上したとオーナーに喜んでいただきました。

枠(アルミフレーム)の変形・破損

台風の強風や飛来物の直撃でアルミ枠が曲がってしまった場合は、ネットだけの張り替えでは対応できず、枠ごとの交換が必要です。ただし網戸は枠の形状・サイズによって既成品での対応が可能なケースが多く、サイズが合えば比較的安価に交換できます。枠が変形していても「ネットを張り替えて使い続けられるか」についてはプロの目による判断が必要で、変形が軽微であれば枠を調整してネット張り替えで対応できるケースもあります。

台風で建具・網戸・畳が傷んだら張替えずに直すリペア技術で費用を大幅に抑える方法

畳の台風被害とリペア対応

畳は水に弱い素材であり、台風による雨水の浸入は畳に深刻なダメージをもたらします。ただし症状の程度によってリペアで解決できる範囲と、表替え・新調が必要な範囲が明確に分かれます。

症状:畳表面の変色・水染み

窓の隙間から吹き込んだ雨水が畳の表面に染み込んで変色した場合、まず完全に乾燥させることが最優先です。台風通過後は湿度が高いため自然乾燥では不十分なケースが多く、扇風機・除湿機・エアコンのドライ運転を組み合わせた強制乾燥が有効です。完全に乾燥した後に変色の状態を確認し、変色が表面にとどまっていれば畳専用のクリーナーと補修剤での部分補修が可能です。

症状:畳の浮き・変形

水分を吸収した畳の芯材(わら床・建材床)が膨張して浮き上がる・変形するという症状です。軽微な浮きであれば乾燥後に収まるケースがありますが、変形が大きい場合は表替え(畳の芯はそのまま、表面のイグサゴザのみを張り替える工法)で対応できるケースがあります。芯材まで腐食・変形が及んでいる場合は新調(畳全体の交換)が必要です。

症状:カビの発生

水分が残った畳にカビが発生した場合、前述の記事(59記事)でも解説しましたが、カビの深さが表面付近にとどまっている場合はリペアでの対応が可能です。消毒用エタノールと防カビ処理剤での除菌と、変色した部分の補修で対応できる範囲と、表替えが必要な範囲を現地で判断します。

事例:阿賀野市・古民家(築60年)

台風での雨漏りにより、1階の和室8畳の畳が全体的に水濡れし、3枚に変色とわずかなカビが発生したというご相談でした。現地確認の結果、芯材への浸透は軽微で表面の問題にとどまると判断。完全乾燥後に変色・カビ部分への防カビ処理と補修を実施しました。3枚すべての表替えを行った場合の費用と比較して、リペアの費用は約40%の抑制になりました。残りの5枚は補修なしで使用継続が可能な状態で、オーナーに費用を最小化した選択肢を提供できました。

台風で建具・網戸・畳が傷んだら張替えずに直すリペア技術で費用を大幅に抑える方法

リペアで対応できる範囲と交換が必要な場合の見極め

台風被害のリペア相談で最も重要なのは「直せる範囲の正確な見極め」です。リペアで無理に対応して後から問題が再発するより、適切な段階で交換を判断することが長期的なコストを下げます。

リペアで対応できる範囲の目安:建具の建て付け不良(調整で解決)、障子・ふすまの紙の破れ(張り替え)、桟の一部の折れ(部分補修)、蝶番の変形・ビス穴の拡大(補修または蝶番交換)、網戸のネットの破れ(枠が健全な場合のネット張り替え)、畳の表面の変色・軽微なカビ(乾燥後の防カビ処理と補修)

交換・表替えが必要な場合の目安:建具の木部が腐食・割れが構造的に大きい場合、網戸の枠が大きく変形している場合、畳の芯材まで腐食・変形が及んでいる場合、障子・ふすまの桟が複数折れて格子の形が崩れている場合

台風被害の場合、火災保険(風災・水災の補償)が適用できるケースがあります。修繕前に写真を撮って被害状況を記録し、保険会社に確認することを強くおすすめします。リペアの費用が保険の補償対象になるかどうかは保険の内容によって異なるため、施工前に保険会社への確認を行ってください。

台風で建具・網戸・畳が傷んだら張替えずに直すリペア技術で費用を大幅に抑える方法
まとめ

台風で建具・網戸・畳が傷んだとき、最初に「全部交換か」と諦めないでください。建て付け不良の調整・ネット張り替え・畳の乾燥と補修という多くの症状が、リペア技術で張替えなし・低コストで解決できます。台風被害後の相談はできるだけ早い段階でご連絡ください。時間が経つほど水分によるダメージが広がり、リペアで対応できる範囲が狭まります。「とにかくまず見てほしい」という段階のご相談を大歓迎しています。

台風被害の建具・網戸・畳のリペア相談・民泊施設の台風後点検と補修・住宅の各種リペアから民泊管理まで、㈱SATにお気軽にご相談ください。新潟で住宅・アパート・民泊のリペアをトータルサポートする私たちが、最小コストで台風被害を回復する最適なプランをご提案いたします。

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