CONTACT

メニューを開く

メガメニュー を閉じる

opennavi

Blogスタッフブログ

スタッフブログ

2026/10/22

無人でも法律は守れる?インバウンド対応「タブレット型パスポート読み取り」で本人確認と鍵の発行をつなぐ方法

無人でも法律は守れる?インバウンド対応「タブレット型パスポート読み取り」で本人確認と鍵の発行をつなぐ方法

無人チェックインの民泊が増える中で、意外と見落とされているのが、外国人ゲストの本人確認です。スマートロックで鍵の受け渡しを自動化しても、本人確認やパスポートの写しの保存がきちんと行われていなければ、法令に沿った運営とは言えません。

今回は、無人運営でもこうした要件を満たすための、タブレット型のチェックインシステムの活用方法を解説します。

外国人ゲストを泊めるときに求められること

民泊(住宅宿泊事業)では、宿泊者名簿を備えることが法律で義務付けられています。名簿には、宿泊者の氏名、住所、職業、宿泊日を記載します。

宿泊者が日本国内に住所を持たない外国人の場合は、これに加えて国籍と旅券番号(パスポート番号)の記載が必要です。さらに国からは、パスポートの呈示を求め、その写しを宿泊者名簿とともに保存するよう指導されています。パスポートの写しを保存しておくことで、名簿の氏名・国籍・旅券番号の記載を省略できる扱いもあります。

無人でも法律は守れる?インバウンド対応「タブレット型パスポート読み取り」で本人確認と鍵の発行をつなぐ方法

旅館業の許可で営業している施設でも、外国人宿泊者の国籍と旅券番号の記載が求められ、同様の運用が行われています。

宿泊者名簿は、パスポートの写しとあわせて一定期間保存する必要があります。自治体によって案内の仕方は異なりますが、3年間の保存を求めているところが多くあります。

「本人確認」は対面だけでなくICTでも可能

本人確認とは、名簿に書かれた人物と実際に泊まる人物が同じであることを確かめることです。

この本人確認は、原則として対面で行うこととされていますが、「対面と同等の手段」としてICT(情報通信技術)を使った方法も認められています。国の考え方では、宿泊者の顔とパスポートが画像で鮮明に確認できること、そしてその画像が施設やその近くから送られていることが確認できること、という条件が示されています。

つまり、タブレットのカメラでゲストの顔とパスポートを撮影し、その画像が施設の玄関から送られていることが確認できる仕組みであれば、スタッフが現地にいなくても本人確認を行うことができるのです。

タブレット型チェックインシステムの仕組み

こうした本人確認を無人で行うために開発されているのが、タブレット型のチェックインシステムです。民泊や小規模宿泊施設向けには、「AirHost」や「Mujinn」などのサービスがあり、チェックイン用のタブレットと管理システムを組み合わせて提供しています。

無人でも法律は守れる?インバウンド対応「タブレット型パスポート読み取り」で本人確認と鍵の発行をつなぐ方法

一般的な流れは次のとおりです。

①事前にオンラインで情報を登録
予約が確定すると、ゲストに事前チェックイン用のリンクが届きます。ゲストは到着前に、名前や住所、国籍などの情報を自分のスマートフォンで入力しておきます。

②到着時にタブレットでパスポートを読み取る
施設に着いたゲストは、玄関に設置されたタブレットにパスポートをかざします。パスポートの顔写真のページには、機械で読み取れる文字列が印字されているため、システムが氏名や旅券番号を自動で読み取り、名簿に反映します。手入力が減るので、記載ミスも防げます。

③顔を撮影して本人確認
続いてタブレットのカメラでゲストの顔を撮影します。パスポートの写真と顔の画像を照合し、本人であることを確認します。撮影した画像やパスポートの画像は、管理システムに保存されます。

④確認が済んだら鍵が開く
本人確認が完了すると、スマートロックの暗証番号が発行されたり、ロックが解除されたりします。予約管理システム(PMS)とスマートロックが連携していれば、この一連の流れを自動化できます(69記事・94記事)。

同行者がいる場合は、人数分のパスポートを読み取る設定にしておきます。外国人グループの宿泊では、代表者だけでなく全員分の情報と写しが必要になる点に注意しましょう。

設置場所は「室内」ではなく「入り口の手前」に

タブレットの設置場所は、運用の成否を左右する大切なポイントです。

本人確認は、宿泊を始める前に行う必要があります。タブレットを客室の中に置いてしまうと、本人確認が済む前にゲストが室内に入れてしまい、確認の意味が薄れてしまいます。

理想的なのは、本人確認が完了してから初めて客室に入れる流れを作ることです。たとえば、玄関の外や、玄関を入ってすぐの風除室などにタブレットを設置し、確認が終わると室内側のドアのロックが開く、という形です。建物の構造によって最適な配置は変わるため、設計の段階から考えておくことをおすすめします。

無人でも法律は守れる?インバウンド対応「タブレット型パスポート読み取り」で本人確認と鍵の発行をつなぐ方法

また、タブレットが雨や雪にさらされる場所や、直射日光で画面が見えにくい場所は避け、夜間でも顔がきちんと撮影できる照明を確保しておきましょう。新潟の冬は、雪や寒さでタブレットが正常に動かないこともあります。屋外に設置する場合は、防水・耐寒の対策が必要です。

「システムを入れたから大丈夫」ではない

タブレット型のシステムは非常に便利ですが、導入すればすべてが解決するわけではありません。

まず、システムが本人確認の要件を満たす使い方になっているかを、自治体の担当窓口に確認しておきましょう。ICTによる本人確認の扱いは、自治体や営業の形態(住宅宿泊事業・旅館業)によって確認の方法が異なることがあります。導入前に、どのような運用を予定しているかを相談しておくと安心です。

次に、システムが止まったときの対応です。通信障害やタブレットの故障で本人確認ができない場合に、ビデオ通話に切り替える、管理者が現地に駆けつけるといった代わりの手段を決めておく必要があります。

また、パスポートの提示を拒まれる場合の対応も、あらかじめ決めておきましょう。国や自治体の案内では、提示に応じない場合は旅券を持っていない可能性があるとして、警察に連絡することもあり得るとされています。こうした方針は、予約前の案内やハウスルールに多言語で明記しておくと、トラブルを防ぎやすくなります。

パスポートの画像は「大切な個人情報」

パスポートの画像や顔写真は、非常に重要な個人情報です。保存したデータが漏れたり、不正に使われたりすれば、ゲストに大きな迷惑をかけるだけでなく、運営者の信用も失われます。

無人でも法律は守れる?インバウンド対応「タブレット型パスポート読み取り」で本人確認と鍵の発行をつなぐ方法

保存先のシステムのセキュリティが十分か、データにアクセスできる人は限られているか、保存期間を過ぎたデータを適切に削除しているかを確認しましょう。紙でパスポートのコピーを取っている場合は、鍵のかかる場所に保管することも大切です。ゲストに対しては、何のために情報を取得し、どのように管理するのかを分かりやすく案内しておきます。

まとめ:無人運営こそ「法令に沿った仕組み」が必要

外国人ゲストを泊める民泊では、宿泊者名簿への国籍と旅券番号の記載、パスポートの写しの保存、そして本人確認が求められます。タブレット型のチェックインシステムを使えば、パスポートの自動読み取りと顔の撮影による本人確認、スマートロックの解錠までを無人でつなぐことができます。

ただし、設置場所や代わりの手段、個人情報の管理まで含めて設計して初めて、法令を守りながら省力化できる仕組みになります。

チェックインシステムの選定と導入、PMS・スマートロックとの連携、設置場所の設計、住宅宿泊管理業者としての運営代行まで、㈱SATにお気軽にご相談ください。新潟で民泊をトータルサポートする私たちが、法令を守りながら効率よく運営できる体制づくりをお手伝いします。

※本人確認の方法や名簿の保存期間などの取り扱いは、自治体によって異なる場合があります。導入前に物件所在地の自治体にご確認ください。各サービスの機能は変更される場合があるため、最新情報は提供元にご確認ください。

LINEで無料相談受付中 https://lin.ee/VSG4TL3

株式会社SAT(エスエーティー)
新潟県新潟市秋葉区福島167-2
TEL:0250-47-4174

Contact

〒956-0014 新潟県新潟市秋葉区福島167-2

tel.0250-47-4174tel.0250-47-4174

営業時間/8:30~17:30
定休日/日曜日・祝日・他

お問い合わせはこちら

Copyright© SAT. All Rights Reserved.